PARTNER STORY 2022-23

アルティーリ千葉を支援する理由はパーパスの重なり

クラブ創設を「THE GREAT STORY BEGINS.(偉大なる歴史の始まり)」と捉えたアルティーリ千葉のライジングストーリーを、早川氏が新居佳英(株式会社アトラエ代表取締役 CEO、株式会社アルティーリ千葉代表取締役社長)から初めて聞いたときに印象に残ったのは、新居がその構想に性根を据えて取り組んでいるのだということだった。

バスケットボールに詳しいわけではない。スポーツ畑の人間でもまったくない。それでも新居はゼロからこのチームを作り、しかもB3から1年でB2に上がり、次の1年でB1に上がると強気だった。すでにB1レベルのタレントを集めている。ヘッドコーチは世界にとどろく名将だ。最短期間での昇格を大前提にブランディングもしっかりやっていく。「それも親会社のアトラエとの連結でビジネスとして取り組むのだと、新居さんは真顔でおっしゃっていました。その心意気、ベンチャースピリットに共感して、応援させていただくことにしたんですよ」

会議室で、真剣な表情の新居の口から語られた言葉の熱量に説得力と本気を感じた。「信念をもってそれを貫かれていた。これはやるんだなと信じられました」

創設初シーズンが始まり、新居から説明された通りのことが実際に起こっていく。開幕8連勝。ホームゲームはブラックネイビーのアイテムを身に着けたファンで場内がごった返す。早川氏も実際に千葉ポートアリーナに足を運び、勝利の瞬間を味わった。「演出もこれでB3なのかという規模で驚きました」。強さだけではなくエンターテインメントとしての面白みでも、地元の人々の支持を得られるに違いない。そう肌で感じた。

レオ・ライオンズの故障離脱に始まる紆余曲折も、個々のプレーヤーの成長を促す糧となった。最終的に、東京体育館でのB2昇格決定戦では100-69という圧倒的なスコアで参入初シーズンの目標を有言実行。「思ったほど簡単ではなくハラハラしながら見ていましたが、すごくいいシーズンで我々としても応援のしがいがありました」。アルティーリ千葉の歴史の始まりは全国に存在するファンを魅了しただけでなく、新居の心意気に自らの心意気で応えパートナーに名乗りを上げた早川氏の期待に沿う結果を残した。

ゼロから立ち上げ、高い目標の達成と地域貢献目指す意欲に共感

早川氏が代表取締役社長兼執行役員を務めるユナイテッド株式会社は、2022年4月に「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する」というパーパス(存在意義)を制定。

パーパスに基づき、現在は教育(特にプログラミング教育)、人材マッチング、ベンチャー投資という3つをコア事業に設定。コア事業間での連携を強化し、シナジーを創出することで、独自性ある強みの構築を図っている。コア事業を通じて、デジタルスキルを身に着けようとする個人や、世に新たな価値を生み出そうとするスタートアップへの支援を行うなど、まさに「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する」というパーパスの実現を目指した、事業戦略だ。

紛れもなくベンチャー投資そのものであるアルティーリ千葉の歴史の1ページ目への支援は、ユナイテッド株式会社の事業領域にごく自然に重なってくる。かつ、クラブのビジョンがそのパーパスに合致していた。

「意志を持ってこのチームをゼロから立ち上げ、高い目標を持ってそれを成し遂げようとする。その活動を通じて地域の人たちにも貢献していく。そういう点を非常に高く評価しています。我々の会社としてのパーパスに重なりますし、社員に向けてもやればできるということを追体験する機会になります」。早川氏とユナイテッド株式会社にとってアルティーリ千葉の2021-22シーズンは、ライジングストーリーを一緒に体験することを通じて自らも上のステージを目指していることを再認識できた。

社内ではコロナ禍でリモート中心の出勤状況でも、アルティーリ千葉戦のパブリックビューイングが行われたり、会場に足を運ぶ社員もいたりで、徐々にチームの近況が話題に上る頻度も増えいつの間にか社員の心を一つにするきっかけになってきている。コロナ禍が明けていけば、今後は大勢で応援に出かけるような機会も増えそうだ。

エンゲージメント強化でチーム力を高めていく姿に期待

2022-23シーズンには、「何はともあれ勝ってほしい」というストレートな思いとともに、現場任せではないチーム運営と成長を期待している。フロント側のエンゲージメントの高さにより、チームにどんな効果や成果が生まれるか。それはユナイテッド株式会社のコア事業である教育や人材マッチングにも通じる要素だ。「根本的にしっかりした組織を作っていくことはスポーツチームも企業も一緒」という観点から、エンゲージメントの向上により、チーム力が高まっていく一つの成功例をアルティーリ千葉に見出したい。

B2で戦うということは、B3だった昨シーズンよりも強力な相手との試合が続くことを意味している。試合数も多く、リーグ戦フォーマットや試合運営のプロトコル、ファンの期待度なども含め、偉大なる歴史の2ページ目は未体験の出来事に対応しながらつづられていく。昨シーズン大きな問題としてのしかかった故障やコンディショニングの問題が出てくる可能性もある。すべてを乗り越えて好結果を手にしようと思えば、タレントの寄せ集めは通用しない。関係各所の効果的なエンゲージメントもカギの一つだ。

「すべてがうまくはいかない中で、チーム作りとかエンゲージメントの向上施策がどのようになされていくかを、アルティーリ千葉が見せてくれるのではないかと思います。そこで結果が出ているとすればサポートさせていただいている我々にとっても励みになりますし、我々自身のチームや組織作りの参考にさせていただくこともできます」

アルティーリ千葉が躍進していく姿とともに、自社の事業も伸ばし、自らも強いチームを作りたい。その思いのシンボルでもあるパートナーシップに、早川氏は強くコミットしている。「もしアルティーリ千葉のお役に立てることがあれば考えていきたい。徐々に大きく、いろんな形で、短期的にではなく中長期的に応援させていただきたいなという思いで、ファンの皆さんと同じ心意気で応援してきますよ!」

あふれ出る思いが、アルティーリ千葉のライジングストーリーを加速していく。

早川社長のイチ推しプレイヤー
#8 紺野ニズベット翔選手

初めて観に行った試合で相手の大柄な選手に対しても物怖じせず迫力あるプレーでチームに貢献する姿に魅了されました。これからも躍動感のあるプレーに期待しています!