PARTNER STORY 2022-23

アルティーリ千葉とともに「かっこいい千葉」を前進させていく

千葉市を拠点とするファッションテックカンパニー、株式会社ZOZOでアルティーリ千葉とのパートナーシップの担当を担っている梅澤氏は、自らもバスケットボールに打ち込んだ身でもあり、両者の関係が始まる前から千葉市にプロバスケットボールチームができることを願っていた。「ZOZOにはスタッフの『好き』という思いを応援する企業文化があって、その中で僕もいろんなメンバーを巻き込んでアルティーリ千葉を応援しています。会社もそれを応援して承認してくれています」

地元にプロチームがあったらいいなという梅澤氏の願いはアルティーリ千葉の誕生でかなったが、それだけでなく今ではチームの発展に直接的にかかわる立場。その視点から、B2昇格決定戦の勝利はもちろんうれしかった。しかしそれと同じくらい感動したのが、その日の東京体育館の様子だった。「ブラックネイビーのユニフォームやTシャツを着たファンがあふれていて、わずか1年でこんなに浸透したのかと驚きました。チームの一体感がファンの方々にも広がって、素晴らしい1年の締めくくりでしたね」

まずは千葉を豊かに、そして世界を元気にしていきたい

630万人の人々が暮らす千葉県の県庁所在地であり、100万人規模の政令指定都市である千葉市を拠点として、「世界中のファンを魅了するクラブを創る」。アルティーリ千葉はその創設にあたり、こんなとてつもないビジョンを公にしている。

海があり、山があり、湖がある。琵琶や落花生、木更津周辺の潮干狩りに外房内房の景観、サーフィンスポットやゴルフ場…。日本の玄関、成田国際空港も含め、千葉には世界に誇れる素晴らしい財産が数えきれないほどある。隣接する“コスモポリス”東京のベッドタウンとして、第二次大戦後の復興と発展になくてはならない街・地域でもあったし、今後の日本の発展にも大きな影響力を発揮していくことだろう。

それでも自分たちは、都心の輝きを遠くで眺める立場だとわきまえている。「かっこいい」は東京にまかせておけばいい…誰かにそう言われなくても、そうなのかなと納得することに慣れている。特に高度成長期やバブルの時代を千葉県で過ごした方々の心には、大都会東京中心の発展の副産物ともいえそうな、こんな謙虚さもあったのではないだろうか。

しかし21世紀の始まりとともに、千葉は「かっこいい」をまかせられる街に変貌してきた。その変貌を推進する力となった一つの要因に、株式会社ZOZOの力強い成長があったのは間違いないところだ。千葉の街から世界に向かって「かっこいい」「似合う」を届けよう。自社の社員も含めた人々の「好き」を大事にしながら、楽しく働く姿を見せていくことで、人々に笑顔を、次世代の子どもたちに夢と希望を届けられたらいいね。そんな理念の下で情熱的に運営されている同社の基幹ECサイト、ZOZOTOWNは、今や取り扱いブランド約8,500以上、年間購入者数1,060万人以上というファッション界のハブとして成長を遂げている。

ほかにも同社は、日本最大級のファッションコーディネートアプリWEARの運営や、ZOZOGLASS、ZOZOMATなどの計測技術の開発などで知られている。2022年8月からは、3D計測用ボディースーツZOZOSUITを活用したZOZOFITというボディーマネジメントサービスをアメリカで開始した。千葉市を拠点として約20年間の間に急発展を遂げたその歴史は、アルティーリ千葉のビジョンがファッションの世界で実現しているモデルケースといえるかもしれない。

梅澤氏とアルティーリ千葉の戦いぶりや成長について話していると、そこに株式会社ZOZOの企業理念に重なる要素がいくつもあることがわかる。「世界中のファンを魅了するクラブを創る」というビジョンは、千葉市を拠点として「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を」という同社の思いにそのまま一致しそうだ。「僕らはそれを、いきなり世界にではなく、まず千葉市を豊かに盛り上げることから始めて少しずつ広げていくようにと考えています」とは梅澤氏の言葉。ホームタウンをかっこよく元気にすることは、両者にとって共通の、世界を魅了するための重要なステップなのだ。

選手達が体現するものにも共鳴する部分がある。「プロを目指していろいろな苦楽を経験して夢を実現された選手やスタッフの方々は、「楽しく働く」を表現していると思います。その姿が、実は働くことのワクワクを届けていると感じられ、チームで働いている方々がみんなかっこいいと思える。それも僕らの企業理念に通ずる点です」と梅澤氏は語る。その点は、人々の「好き」を大事にするという思いにも通じるところがありそうだ。

ZOZOTOWNにAltiri Chibaショップもオープン

B2昇格の目標を達成した創設初シーズンをパートナーとして後押しし、思いが同じであることを確認した今、株式会社ZOZOの中では2022-23シーズンに向けさらに強力なシナジーを生み出す意欲も膨らんでいる。特にコロナ禍の昨シーズン中に思うように人と人とのコミュニケーションができなかったことを受け、「力を合わせて千葉市を盛り上げる活動を、一緒に手を組んでやっていければなとワクワクしています」と梅澤氏は話す。

オフシーズンの8月にはさっそく、子どもたちを対象としたバスケットボール教室を共同で開催した。同社が千葉市教育委員会と連係しながら地域の子どもたちとのコミュニケーションを推進する中で、子どもたちと一緒にバスケットボールをしようというリクエストがあったのだ。

「そこでアルティーリ千葉の皆さんと子どもたちと触れ合う機会を作っていただいたところ、プロの選手を目の前にしてすごい歓声が沸き起こって盛り上がりました。次世代を担う子どもたちが、今から働くことや自分がどういう未来を作っていきたいかを少しずつ考えるだけで、その子たちの未来もだいぶ違ってくると思います。それがきっと今後の千葉市をより豊かにしていくものの一つだと信じています」と梅澤氏。そんな機会をアルティーリ千葉と協力して増やしたいというのが株式会社ZOZOの思いだ。

「また、実は2022年10月からは、ZOZOTOWNにAltiri Chibaショップをオープンする。これはスポーツチームの単独出店という意味ではZOZOTOWNとして初の試み。ECサイトを持っていなかったアルティーリ千葉としては、チームのブランドをさらに深く、広く浸透させていく上で非常に強力な支援となる。展開する商品は「PRO LINE」。「PRO LINE」では、アルティーリ千葉の選手達が着用するアイテムをメインに展開予定だ。

これは両者の力で千葉の「かっこいい」を発信していく取り組みとも言える。「洗練されたグッズを販売していただくこともそうですし、全国のZOZOTOWN会員に向けて、かっこいい姿を発信していただければなと思います。お互いに千葉でコミットしていることがZOZOTOWNでも発信できればうれしいですね」。ゆくゆくは商品面でのコラボも検討していきたいと梅澤氏は教えてくれた。

株式会社ZOZOにとっても、アルティーリ千葉にとっても大切な、人々を魅了してかっこよく笑顔にしたいという思い。今シーズンはそれがさらに前進していくシーズンになりそうだ。

梅澤さんのイチ推しプレイヤー
#24 大塚裕土選手

自らの人生を賭けたチャレンジングな想いでアルティーリ千葉へ移籍し、チーム愛を持って試合に臨んでいる姿が素晴らしい